多文化ワークショップにおけるビオダンサ

日本に住んでいる外国人やいろんな国にルーツを持つ子どもたち(ハーフ、クォーターなど)のために開かれているマルチカルチャーキャンプやユネスコユースセミナーでも、ビオダンサは行われています。

マルチカルチャーキャンプ

マルチカルチャーキャンプは東海大学の学生たちが主催しているボランティア活動の一環で、「海外から日本に来て暮らしている子どもたちと遊びまくって、誰もが一生忘れられないような思い出を作りたい。」という思いで開かれている二泊三日の集まりです。
文化や振る舞い、外見が違うことで差別を受け、生きづらさを感じている人たちが集まり、ともに遊び、お互いを知りあおうという活動です。日本語支援や学習支援のボランティア活動はありますが、そもそも「日本語をもっと勉強したい」と思えるような出会いがないよね…という話し合いの中で生まれたマルチカルチャーキャンプ。

このキャンプでのビオダンサは2008年に始まり年に一度のペースで行われていたものが、10年以上続いていく中で定着し、年に2~3回行われる年もあります。

近年では主に中高生と大学生の参加者を対象にしていて、ビオダンサはお互いの言葉を理解していなくても、相手を知り、繋がることのできる力強いツールとして定着してきています。

ユネスコユースセミナー

 ユネスコの精神を体現する活動に取り組んでいるユネスコスクールのほか、外国学校やインターナショナルスクールを集めて行われたこのセミナーでは、毎年テーマを決めて社会問題(差別、いじめ、地球環境問題など)について共に考え、発言し、学びあうとともに、異文化に触れあいながらお互いを知り合う出会いの場のひとつとして、2017年からビオダンサが取り入れられました。